MSオフィス
エクセルファイルのデータ復旧
エクセルファイルが読み込めなくなるトラブルに対してはどのようなデータ復旧の方法があるのでしょうか。
エクセルは、一つのブック内だけの表計算ではなく、複数のブック間でリンクすることができます。つまり、リンク元のブックの数値などを別のブックに読み込むことができるということですね。
結果、リンク元のブックで数値を変更すれば、リンク先のブックの数値も自動的に変更される、という機能です。
これは「外部参照式」と呼ばれる機能で、ブック同士をリンクさせておけば同じ数字を何回も複数のブックに書き込む必要はなく、非常に便利な機能です。
この機能を利用すればどうしても開くことのできないエクセルファイルのデータ復旧が可能になることがあります。
1. 新規のブックを2つ開き、片方のブックのセルに残りのブックのセルをリンクさせる
例えば、Book1とBook2を開き、Book1のセルにBook2のセルをリンクさせます。
2. Book1のリンク元の編集を行い、リンク元をBook2から開くことのできないファイルに変更する
つまり、どうしても開くことのできないエクセルファイルをあえて開こうとはせずに、リンク先でセルの内容を表示させる、という方法です。
この方法を用いれば開くことのできないエクセルファイルのデータの抽出が可能となります。
ただし、この手法でデータ復旧ができるのは、文字列と数式のみですので注意してください。
ワード文書ファイルのデータ復旧
「ワード文書が開かないんだけれども、大切な文章が書かれているデータなのでデータ復旧してほしい」ということ依頼がありました。さてあなたならどうしますか?
ワード自体のアプリケーションソフトには特に問題がなく、「開いて修復」などを利用しても修復できないケースを考えてみます。
このような時はワードの「ファイル修復コンバーター」を利用してデータ復旧を行うことを試します。
この機能は、対象のワードファイルに書かれているの文字列のみを取り出すことができる機能です。
この機能では、書式設定などの設定情報や、画像や描画オブジェクトなどを抽出することができませんが、ヘッダやフッタ、フィールド文字列などはテキストデータとして復旧することができます。
書式設定は再度行うことが可能ですが、画像など再取得や再作成が困難な場合は完全な復旧とは言えませんが、せめて文字列だけでも取り出すことができれば、文書ファイルのデータ復旧なんとか成功と言えるのではないでしょうか。
■操作方法
「ファイルを開く」画面で、ファイルの種類を選択する際に「ファイル修正コンバーター」を選択
この「ファイル修復コンバーター」を使用してデータ復旧が可能なのはワード文書のみとなっています。
ワード文書以外のデータを「ファイル修復コンバーター」を使用してデータ復旧を行うには、別に以下のようなオプション設定が必要になります。
1. ワードを起動、「ツール」−「オプション」を選択し、「全般」タブを開く
2. 「文書を開くときのファイル形式を確認する」という箇所にチェックを入れる
あとの開く手順は通常のワード文書データと同じになります。
エクセルデータをワードでデータ復旧する
エクセルで作業中なんらかの原因でエクセルがうまく動作しなくなった。そんな時、エクセルデータをワードで復旧することができる場合があります。
ワードは通常の文書ファイルだけでなく、エクセルファイルも開くことができ、エクセルデータを抽出することができるのです。
この機能を利用すると、壊れたエクセルファイルのデータ復旧ができる場合があります。
ただし、この機能で復旧できるのは、文字列と数式のみで、書式の設定情報や画像などは復旧できないので注意してください。
(数式のマクロも消えてしまいます)
ワードでデータ復旧されたデータは表形式で表示されますので、そのままコピーしてエクセルに貼り付けて保存するだけでデータ復旧が完了します。
■データ復旧方法
1. ワードの「ファイル」メニューから「開く」を選択し、開けないエクセルデータを選んでクリック
2. ファイルの変換の画面が表示されるので、「Microsoft Excelワークシート」を選択して「OK」をクリック
開くワークシートを「変換するシート」で選択できますが、ブック全体を選択してしまうとデータがおかしくなることがあるるため、ワークシートごとに開いてデータを抽出したほうが安全です。
3. ワードで抽出されたデータを新規ブックに貼り付け、名前を付けて保存し、データ復旧の完了
PCによってはエクセルファイルをワードで開く際に、「この機能は現在インストールされていません」と表示されることが。
表示されるメッセージにしたがってインストールを行ってください。
アドレス帳のデータ復旧
Outlook Expressのアドレス帳のデータは簡単にバックアップとそのデータ復旧を行うことができます。
バックアップすることにより、もしデータが壊れたり、PCが壊れた場合でもデータ復旧を容易に行うことができるため、日ごろからメールアドレスなどの重要なデータをバックアップすることを心掛ける必要があります。
さて、Outlookのアドレス帳のバックアップ形式としては、「Microsoft Exchange個人アドレス帳」と「テキストファイル(CSV)」が選択可能です。
前者を選択するとOutlookやExchangeといったマイクロソフト製のメールソフトに自動的に取り込むことが可能です。
後者を選択すると、CSVファイルというテキスト形式にて保存されます。
他のメールソフトでアドレス帳のデータを利用する可能性がある場合は汎用性のあるCSVファイルでバックアップしたほうが望ましいです。
もちろん、CSVファイルでもOutlook Expressに取り込むことが可能で、アドレス帳のデータ復旧することが可能ます。
■アドレス帳のバックアップ方法
1. Outlook Expressを起動し、「ファイル」メニューの「エクスポート」をクリック
2. 「アドレス帳」を選択するとツールが起動し、どちらかの形式を選択して「エクスポート」をクリック
3. 保存ファイル名を入力後、エクスポートする項目を選択
(必要な項目のみにチェックをいれればOK)
4. 「完了」をクリックしエクスポートは完了
また、上記作業の逆を行うことでアドレス帳のデータ復旧を行うことができます。。
削除したメールのデータ復旧
受信したメールを放置しておくと、「受信トレイ」はメールであふれてしまいます。
そのため、日頃のメールのやりとりの中で、「受信トレイ」の中の不要なメールデータは削除していきます。
最近では特に迷惑メール(スパムメール)が多く、大量のメールを削除することもあり、メールの削除が日常的な作業になっているとも言えます。
ところが、淡々とメールを削除しているうち、大切なメールデータを誤って削除してしまった、ということはあなたはありませんか?。
そのような場合、メールのデータ復旧は可能でしょうか?
あわてず削除したメールを救出
間違ってメールを削除してしまってもあわてず、どこにメールのデータが格納されてしまったのかを調べましょう。
通常削除したメールは「削除済みアイテム」に保存されます。
これを完全に削除する場合、削除済みアイテム内から削除するか、削除済みアイテムフォルダを空にする、という操作を行います。
(Windowsのゴミ箱と似たようなイメージですね)
メールを削除済みアイテムの中に移動しただけであるならば、メールのデータ復旧は簡単で、削除したデータを「受信トレイ」にドラッグすればデータ復旧は完了します。
削除済みアイテムを空にしてしまった場合
削除済みアイテムを空にしてしまった場合、メールのデータ復旧したい場合はどうでしょうか?
1. Outlook Expressを使用しているならば、「ツール」⇒「アカウント」⇒「インターネットアカウント」を表示させる
2. アカウントを選び、「プロパティ」を見てみる
3. 「詳細設定」の中の「配信」で「サーバーにメッセージのコピーを置く」にチェックが入っていれば、データ復旧することは可能
しかし、この欄にチェックが入っておらず、メールサーバー内にデータが残っていないと、データ復旧は非常に難しくなります。
開いて修復を実行してデータ復旧する
エクセルやワードが開けない時、データ復旧方法のひとつに「開いて修復」を実行するという方法があります。
エクセルやワードのアプリケーション自体に問題がない時は、ファイル自体が損傷している可能性があります。
ファイルの損傷は、書き込み時のエラーや物理的な破損などさまざまなケースが考えられますが、これらの破損ではデータ全体が損傷されていることは少なく、一部のみが損傷していることがほとんどです。
。
このような時はまだデータ復旧できる可能性が残っています。
軽度の損傷ならば、ファイルを開く際に「開いて修復」という機能を使うことによって損傷を自動的に復旧することが可能です。
ワード、エクセルともに、それぞれ起動したのち「ファイル」⇒「開く」を選択し、開けないファイルをクリックします。
そして「開く」ボタンの右側の「▼」をクリックして「開いて修復」を選択するのみです。
損傷の程度にもよりますが、入力されている書式設定や数式などが失われるてはしまいますが、文字などのデータ復旧は成功する可能性は高いようです。
なお、エクセルとワードではデータ復旧の方法に違いがあります。
エクセルでは通常の復旧ができない場合でも、「データの抽出」をすることができます。
そして「数式を回復する」、「値に変換する」を選択することができます。
操作の手順としては、まずは「修復」を試して、それでも修復できないようなら「データの抽出」をクリックします。
そして「数式を回復する」「値に変換する」の順にデータ復旧を試してみてください。
エクセルとワードのデータ復旧方法
エクセルやワードで作成したファイルが開けないようなとき、そのデータ復旧の方法にはいくつかの方法が考えられますが、その中のひとつの方法としてアプリケーションの自動修復という方法があります。
Windowsで使用するアプリケーションソフトはフリーズ時に行った再起動などの操作により、正常な作業に必要なプログラムが壊れてしまうケースがあるようです。
これによって、特定の機能が使えない、もしくは動作が不安定となってデータ自体を開けなくなってしまうことがあります。
そのためかわかりませんが、エクセルやワードにはこのような不安定な状態のアプリケーションソフトを自動で修復する機能が備わっています。
アプリケーションの自動修復という機能です。この機能を実行してデータ復旧を試みましょう。
■操作方法
エクセルまたはワードを起動して「ファイル」⇒「ヘルプ」⇒「アプリケーションの自動修復」を選択
エクセルやワードを起動してアプリケーションの自動修復を試みてもファイルが開かず、データ復旧ができない場合があります。
この時は「Microsoft Office」の修復機能を利用してみるといいかもしれません。
■操作方法
「コントロールパネル」−「プログラムの追加と削除」から実行
この操作は再インストールするのと近いため、エクセルやワードに致命的な問題があったとしても解決できる場合が多いようです。
この作業でもデータ復旧ができない場合は、完全にMicrosoft Officeを完全に削除して、再インストールすると言う方法もあります。
エクセルとワードのデータ復旧
エクセルやワードの文書が開けなくなってしまったということは、よくあることです。
大切なデータであれば、なんとかデータ復旧をしたいものです。
エクセルやワードが開けなくなる原因としてまず考えられることは、アプリケーション自体に問題があり、作成したファイルが開けないということです。
これは、アプリケーションソフトがフリーズした時に強制終了や再起動することによって起きるようです。
この場合、アプリケーションソフトを修復すれば、データ復旧できる可能性は高いと言われています。
もう1つの原因として、ファイル自体が壊れてしまっている、というケースが考えられます。
これは、フロッピーディスクなどの外部メディアからデータをコピーする際に、ファイルの情報が欠損してしまうことが考えられます。
また、ハードディスクのセクタが欠損するなど、物理的にデータが壊れてしまうことも考えられます。
さらに、ファイルを保存する際に転送エラーが発生してしまい、データが壊れてしまう、ということもあるようです。
ファイル自体が壊れている場合は、修復機能でデータ復旧できる場合があります。
もしそれでデータ復旧ができなくても、ワードやエクセル文書内の画像や数式などは諦めて、テキストだけに関してデータ復旧するという方法もあります。
アプリケーションが壊れている場合、ファイル自体が壊れている場合、いずれの場合にしてもファイルの外見上では判断できません。
データ復旧方法をいろいろ試してみることが、大切なことのようです。